2008年12月23日 (火)

積水ハウスよ、お前もか…。

今日はいつもと違う話題で。気になる記事がありましたので。

今年の9月に積水ハウスの一級建築士が建築確認を行わずにアパートを着工したとして広島市から、工事停止命令を受けました。この件について国土交通省はこの度、この建築士に対して1ヶ月間の業務停止命令を出しています。

毎日流れるCMでおなじみの超有名企業で、日本のトップメーカーがこの有様です。

彼らは営業の現場で有名企業のネームバリューを積極的に活用した「安心感」を大きな武器にしています。しかしそれが虚像である事がここ数年の一連の偽装事件を見れば明白となりました。実際には上場企業も零細企業となんら変わらない、どこまでいっても最後は

「現場力」なんです。現場力とは営業-監督-職人の三位一体からなんです。

現場にも来ないで偉そうに電話口で職人にワーワー言っている監督が、いい家なんて建てられません。

それでもきっと、これからもハウスメーカーは大資本をバックにどんどん宣伝して虚構の安心感を売っていくでしょう。見る目を持った消費者になることが求められていますね。

ところでこの件について、別の観点から疑問の声が上がっています。

同じように偽装して建築を行っていた一建設やアーネストワンの建築士は免許取り消しという思い処分になりました。もちろん偽装の程度は異なります。が、日本のトップメーカーという極めて社会的影響力の大きな会社という事を考えれば、積水ハウス自体の業務停止や建築士の免許取り消しなど少なくとも同等以上の処分が科せられるべき、と考える業界人は少なくありません。

この差はどこにあるのか?

私たち市民はもう、うすうす気が付いています。

知る限り世界の中で唯一ハウスメーカーなどという特異な存在を許してしまった日本はそろそろ変わるべきでしょうね。彼らの役割は終わりました。ハウスメーカーの家を実際に建てている地場の工務店が立ち上がり、自らのブランドを持って地域社会と市民に対する責務を果たしていく事がこれからの日本には必要なんです。

その為には私達工務店の側も、もっともっと努力してハウスメーカーではできないまでに現場力を上げていく必要があります。

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2008年12月17日 (水)

家づくりレポート NO22 断熱工事

Dscf2744 今日の解説は断熱工事です。

住宅の断熱は高気密と合わせてとても大切な基本性能になっています。

当社標準では現場吹きつけ発泡断熱を用いています。これの良い所は気密が同時にできることです。そして外壁側の防水シートと密着しますので断熱欠損がなく、壁体内結露が防止できる点です。これで屋根の野地裏から家全体をスッポリと覆います。もちろん次世代省エネ基準です。欠点としては少しだけ高い所でしょうか?(笑)

一般的に見られますグラスウールなどの充填断熱では、現場の大工さんが対応している事が少なくありませんので、断熱欠損したり施工ミスが発生しやすく、壁体内結露の可能性が高くなります。実際にリフォームにお伺いして壁をはがすと、グショグショに濡れた断熱材が垂れ下がった状態で出て来ることもあります。

そういう意味では、専門の職人の責任施工である吹付け断熱は良い選択肢ですね。吹き付け断熱にはセルロースのブローイング工法があります。こちらも壁内ぎっしりと入れていきますので断熱欠損は少ないと思います。

しかし、総合的にみて今回採用した現場発泡断熱に分がありそうですね。理由は色々とありますが、それは個別にご相談という事で。

Dscf2731 専用車に機材を積んで現場に来ます。

Dscf2745 屋根下地もキッチリ隙間無く貼り付けられています。

Dscf2748_2  スイッチBOX周りもこの通りまったく隙間がありません。ここまでできるのはこの工法だけです。

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2008年12月16日 (火)

家づくりレポート NO21 下地、防水、サッシ工事

Dscf2549 今日の解説は壁下地、防水とサッシ工事です。

平成21年10月以降に引渡しを受ける住宅は、全て10年の瑕疵担保責任を負います。そこで供託もしくは保険によってその責任を担保しなければなりません。

当社ではJHSやJIOといった検査機関、保険会社が提供する保険サービスに加盟してこれを履行しています。現状の中で最も懸念されるのが「雨漏り」と言われています。この責任の肝は「雨仕舞対策(雨漏り対策)」にあるといえるのですね。

そこでここではその関係部分にスポットを当ててみました。

Dscf2561 これはサッシを取り付けた写真です。

サッシまわりの白い紙のようなものが透湿防水シートと呼ばれるものです。これが外壁の内側にある事で、進入した雨水が躯体を濡らすことなく外部へ排出されるようにしてあります。

この張り方がポイントです。下から上に向かって貼っていきます。重ねシロもメーカー指示通りに取ります。これの重ねのシロや順番が逆になると上からの雨水がシート内に入り込んでしまいます。また、写真ではちょっと分かりにくいのですが、サッシ周りにはブチルゴムの防水接着テープでシーリングしてあります。そしてさらにコーナーやサッシ下部に捨てフェルトと呼ぶ補強シート(緑色のシート)を使っています。

サッシ周りは一番雨漏りになりやすい部分ですので、ここをきちんと施工しないと10年持ちません。これで小さな穴を補完し機密性も確保していきます。

もう1点特別にご紹介したい「当社だけのオリジナル」雨仕舞いをご紹介します。

081010_14390002 こわれていますこれを貼り方は同様にします。

こちらの写真はバルコニーのアイアン手摺を取り付ける足の部分になります。実はこうした部位も雨漏りの大変多い部位です。こういう改修のリフォームをやってきた経験を生かして工夫しました。

解説したいのですが、長くなってしまいますので、ぜひ現場へお越しください。ウルトラC級の技で納めています。納まったときはホント感慨深く思いました。

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2008年11月 3日 (月)

家づくりレポート NO20 屋根伏

Dscf2325 今日の解説は屋根です。

ツーバイフォーのような枠組壁式工法では上棟時には壁も床も屋根も出来ています。1階から順番に上に乗せていくように作りますので、それだけ屋根を伏せるのに時間が掛かります。こうしてツーバイフォー工法を取る多くの現場では、下地合板が雨ざらしになっています。

一方軸組み工法は、上棟を終えれば直ぐに屋根を伏せに掛かれますので、こうしたリスクを減らす事ができます。施工中も風通しの良い工法ですので、仮に雨で濡れても湿気の逃げは大きいと思います。日本は高温多湿ですのでこうした利点のある軸組みは良い選択ですね。

Dscf2319 今回は、ちょっと実験的な取り組みをしています。

写真のように軒先の瓦と屋根下地の間に通気層を設けました。それは通気穴を開けた面戸でお分かりになると思います。ここから入った空気が屋根の下地を抜けてそのまま屋根を駆け上がり、棟から排気されます。その時に、屋根と屋根下地にこもった湿気を排出していきます。

Dscf2322 リフォームをやっていると屋根の雨漏りによる葺き替え工事という依頼もあります。その半分はまともな工事をしてあります。

そうなんです。まとも(まともと思ってきた。思わされてきた。)に工事しても湿気て屋根下地が腐るのです。そして雨漏りにつながっていきます。20年、30年先の話です。そんな先だから腐っても良いのでしょうか?腐れば、住宅ローンが終わる頃、最低100万円からの屋根改修工事が発生します。その時には立てた本人も同じだけ歳を取っています。その歳でその金額の出費は痛い。またローン組みますか?嫌ですよね。

今、200年住宅構想が言われています。瑕疵担保責任保険制度も来年から施行されていきます。来年からの新築はこうした屋根が標準になっていくと思います。私はこれを先取りしてやってみました。

良い住宅=本当の高級住宅 には この野地裏換気システムがついています。

価値のある住宅建築のためには、こういうところをしっかりと押さえておく必要あります。

今回、外壁は左官で仕上げていますが、足場に乗った左官職人さんは

「すごい屋根がのってるなあ。みたことねえよ。」

そんな感想をもらしてました。理由を聞いて、なるほどねとうなずいていらっしゃいました。

これは当社の標準仕様です。

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2008年10月 1日 (水)

家づくりレポート NO19 上棟式

Dscf2297 いよいよ上棟です。建前とも言いますね。

木造の軸組みですから、柱がたって骨格の全体像が見えてきますので、一気に家としての実像が浮かび上がってきます。

多くの施主さんが家づくりを実感する瞬間ですね。これと合わせて行われるのが上棟式です。

Dscf2246 地場の工務店で建築される方はだいたい今でもやっているような印象があります。時代の流れでしょうか、それもだんだんと省略する傾向にあると聞きます。建売住宅はもちろんですが、ハウスメーカーさんの住宅では施主サイドから希望しない限り、ほとんど省略の傾向ではないでしょうか。

ちょっと寂しさを感じますね。

Dscf2256 我が家では、お昼を用意させていただきました。

助六に近くのスーパーで頼んだおかずセット、それにお茶、ジュースなどの飲料です。大工さんと我が家と監督など合わせて10名くらいでしたが、談笑しながら一緒に食事を取りました。

あと、ご祝儀と合わせて手土産も用意しました。赤飯に小さな日本酒を付けました。祝儀は棟梁と応援では差を付けて、監督、設計も今回は用意しました。また、ご近所様へも手土産を持参して挨拶に回りました。

昔はこれに加えて餅投げなどもやりましたが、今は地方へ行かないと中々見られないようです。子供の頃に、叔父の家の上棟でやった記憶があります。子供ごころに楽しかったのを思い出しました。

これから家を建てられる方は、できれば昼食くらいは出しておいた方が良いと思いますよ。やっぱり自分の家をどんな大工さんたちが建てるのかをしっかりと見て、ちょっとの時間でも交流しておくとずいぶんと違うものだと思います。やっぱりお互いに人間ですからね。

同時に危惧するのが、大工さん達もだんだんそういう事に慣れていなくなって来たのかな?と思うことです。ウチの奥さんが激怒していました。(苦笑)

好き嫌いがあるのかもしれません。お腹がすいていないのかもしれません。

もちろん肥えた舌に応えられない味だったのかもしれません。

それでも、祝いの席です。施主の目の前で「俺、これ嫌いなんだわ。」と箸で突き返すのは失礼極まりないです。仮に食べ残しても自分で持って帰るくらいの気遣いがどうしてできないのか分かりません。

こんな時に怒ってケチをつけたくないので、黙っていましたが…。帰りの道すがら同じ事を奥さんが言っていたので、誰でも常識でそう思うよな…と変に納得しました。

俺のお客様の上棟の席でそんな事やった奴がいたら

「死刑」だ。

後でこっぴどくギュウギュウに泣くまで絞ってやる。

人生の晴れの日を何と心得る。

こんな常識が大工にも無くなって来たのか!と残念というより怒りが沸いた日になってしまいました。先が思いやられます。

最後には、大工さん達が帰った後に、心をしずめてひっそりとお神酒とお米で清めて帰りました。

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2008年9月16日 (火)

家づくりレポート NO18 土台敷き

Dscf2226 いよいよ土台敷きですね。

一般の方の感覚からしますと、ここから家づくりの実感が出てくるのかもしれません。直ぐに上棟式ですからね。しかし、実際はこれまでのレポートにも書きましたが、ここまでが最も重要といっても過言ではありません。

Dscf2246 実は…お恥ずかしい話ですが、土台の継ぎ手の位置が気に入らず、一度敷いた物を全てやり替えさせました。

(問題部位の写真があったのですが、その時の怒りのあまり、どこへ保存したのか分からなくなってしまいました(笑))解説しますと、土台の継ぎ手は構造的に弱い部分ですので、金物との位置、基礎との位置などが一定条件以上に備わっていなければいけません。

今回はプレカット屋さんとウチの設計のすり合わせ不足で間違った物が現場へ入った事が大きな原因です。また、もうひとつのミスは大工です。大工は経験的にそれが良いか悪いかは十分認識しています。にも関わらず、天候と上棟式の日程、応援の職人の手配など色々な事情を見て、目をつぶってしまうことがあります。まさに今回それが起きました。

現場で発見しましたので、直ぐに現場を止めさせて設計・監督に対応を要請しました。もともと欠陥を意図した訳ではありませんので、直ぐに現場で打ち合わせしてプレカット工場に回しました。

何とか無事に予定通りの物が納品されて建て方と上棟式を迎えられそうです。

現場で職人に直接指示するのは監督の立場もあるので控えましたが、怒り心頭でしたね。監督にはしっかりとチェックするよう指導し、監督から各職方へ厳しく指導してもらいました。

最近は、簡単・早い・クレームなしのハウスメーカー仕様や不動産会社の企画住宅での建築が増えています。相変わらず建売住宅も堅調です。それはそれでちゃんと作れば良いのですが、残念ながらそうでは無いようです。この手の住宅はスピードが命です。工程の手戻りなどはあってはならない事です。もし、発生するとその下請けの施工店は相応のペナルティが課されます。それ以前に、何棟も同時に請負してはじめて利益が出る様な取引関係で契約していますので、見えなくなる部分は目をつぶる、そんな事が起こっていても不思議ではありません。

ローコスト住宅を悪く言うつもりはありません。

それで良いと思われる方はそれで良いのですから。

下記のサイトをはじめ、他の色々なサイトでローコスト住宅やハウスメーカーの問題点を指摘していますのでご覧になってみてください。

ちょっと待ったその家づくりより 

メーターモジュールとは

スムーズに行かない家づくり ←こちらは必見です。一般の方のブログですが真理をついています。

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2008年8月19日 (火)

家づくりレポート NO17 シロアリ対策その2

Dscf2219 話が前後してしまいましたが、シロアリ対策のその2です。写真は玄関ポーチです。何が気づきましたか?

なかなか一般の方では分からないと思います。プロでも普通の施工とは違う事が分かってもその理由までは分からない方もいると思います。

それは、基礎とポーチの間に50mmの隙間を設けています。これがシロアリ対策として大切なんです。一般的には基礎にくっつけて一体化するように打ちます。完全に一体化できれば良いのです。しかし、まず出来ません。鉄筋でつなぎませんので、経年劣化で必ずここはクラックが入り隙間が開きます。これが問題。ここからシロアリが進入してきます。

シロアリ対策はリスクへの対応策ということに尽きます。

シロアリは必ず家に着くと心得る。問題は、早期発見、早期排除できるかどうか。

これからのシロアリ対策は一定の共存共栄に回帰する事ですね。

これを間違えると、薬剤で床下をベトベトにしてなお、床上1mまで薬剤塗布するという行為にでてしまいます。実際にそれが公庫の仕様のひとつですから恐ろしい。それでシックハウスになったら、その人が悪いとでも言うのでしょうか?おかしな話です。

シロアリは羽蟻となってどこからか飛んできて家に取り付く事もありましょうが、ほとんどは土中から基礎へたどり着き、そこから突き進んできます。基礎が切れていればそこから入ります。ですので、完全な一体化した底盤を持ったベタ基礎ならば、基礎内部からの侵入はありません。しかし、それでも配管周りの隙間をたどって入ってきます。他にもあります。

ポイントは次の2点です。

1)進入リスクを知って、対策を採る。

2)見える化対策。被害が大きくなる前に目視できる。施主が簡単に対応できること。

そのひとつの具体策が先の写真のポーチです。もちろんそれだけではありません。他にも色々と対策を打っています。当社で家づくりをされる方はそのノウハウの全てが投入されます。

Dscf2546 左の写真は1階床の根太組み途中のものです。既に配管された後のものですね。この時点でお気付きと思いますが、木屑はもちろん、何一つゴミはありません。それは毎日現場を掃いて最後に掃除機で清掃しているからです。それでも外から風に乗ってチリや小さな砂などが入ってしまいます。特に今回は季節はずれに基礎工事中に長雨がつづき、周囲の粘土を拾ってしまい、内部にたくさん積もりました。それで多少粘土の色が付いていますが、ここまでしっかりと清掃できればほぼ無いのと同じです。もっともそれがあったとしても、砂ですから問題はありません。

やはりいけないのは木屑の類ですね。シロアリやカビの繁殖発生原因になります。何より、ゴミを残すその神経が家づくり全体にも投影されていくと言うものです。

皆様の家はどうですか?綺麗な床下は重要なサインですね。

少し話がそれましたが、シロアリ対策とはこうしたひとつひとつの積み重ねが大切なんです。それは決して難しいことではないのです。ですが、今の家づくりでそれを実践する事は非常に難しいことです。なぜならその道のプロが当たり前にやっている事ではないからです。知らないし、知ろうとしません。

その根底には、面倒からの開放、利便性=お客様満足=クレームゼロという図式です。これはこれで良いのです。ですが、それも行き過ぎると、シックハウスなどといった新しい問題が発生してくるのです。

もっと人間が謙虚になって、家をメンテナンスする姿勢を持っていれば良いのです。

もっとお話をしたいところですが、長くなりますのでこの話はここまで。次回はようやく上棟です。

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2008年8月10日 (日)

家づくりレポート NO16 基礎工事その4

Dscf2285 基礎が完成です。高さは550mmあります。このくらいあると後々のメンテナンスが楽にできますよね。最近の住宅で完成後、床下が無い。あるいは潜れないタイプの基礎もありますが、あれは最悪ですね。色々と理想の考えがあるのでしょうが、シロアリが付いたら終わりです。相当の出費を覚悟しないといけません。もし、そんな基礎を採用されるのであればかなりのリスクがある事を知っておいた方が良いでしょう。

  (話を戻します)

もう、現場は外壁に入ってしまっています。なかなかレポートが書けません。最近現場に出ることが多くなり、こちらはサボりぎみです。建材屋さんから叱られました。(笑)お盆中にがんばって書きますので許してください。

さて、立ち上がりのポイントはなんといってもジャンカを作らない事。つまりベースとの一体化です。それと天端のレベルですね。これも打設中の施工管理しだいです。まずは打設前の準備として、ベースの接合面の研磨清掃です。ブラシで磨いてレイタンスなど除去しておきます。ベース同様バイブを入れて打ち込みますが、バイブを入れすぎるのもジャンカの元です。適当に切り上げてしっかりと叩きます。これによってコンクリート中の空気と遊離水を押し出していきます。

Dscf2136 天端はこのようなレベリングモルタルで取って行きます。また、打設中は行きよくコンクリートを流し込んでいきますと、アンカーがずれてしまう事もあります。しっかりとチェックして直ぐに直していきたいですね。

ただ、色々と気を使っていてもどうしても多少の気泡やアンカーの倒れが出てしまいます。しかし、そうしたものは強度にはほとんど影響ありません。アンカーの倒れも受け金物の方で補正できますのでほとんど問題には当たりません。通常は1週間程度養生をみて脱型していきます。夏場は多少早くなっても良いのですが、最低でも3日は欲しいですね。この間散水してコンクリートが乾燥しないように常に気を使います。完水養生をしていきます。この間、コンクリートには大きな衝撃を与えてはいけません。クラックが入り、強度が劣化します。

Dscf2226 脱型後は直ぐに検査してコンクリートの状態、アンカーやレベルを確認していきます。写真は基礎と土台の間にかます基礎パッキンと言われる物です。昔からありますが、長期保証時代を迎えて最近特に使われてきています。私が採用しているのは基礎パッキンを細切れにしないで、全面に敷設するタイプでより高い安定性と精度を確保します。

基礎パッキンの利点はあくまでコンクリートと土台を離して通気を確保する事にあります。これをもってシロアリ対策と言うのは間違っています。シロアリ対策は別の視点からしっかりと取って行かなければ駄目ですね。

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2008年6月15日 (日)

家づくりレポート NO15 基礎工事その3

Dscf2122 基礎のベースが完了したら次は立ち上がりです。

  今回は、あえてニ度打ちにしました。最近では、基礎に力を入れているビルダーはベタ基礎であってもコンクリートは一発打ちにしてきています。これはベースと立ち上がりを二度打ちで打ち継ぐと、理論的にどうしてもそこが弱くなってしまうからです。ですので、今後は一発打ちにしていく方が良いと思います。その代わりアンカーボルトや鉄筋の検査をコンクリ打ちする直前まで今まで以上にしっかりとやらないといけません。

「来週、立ち上がり打つからそれまでに検査しておけば良いか。」

などと悠長に構えている暇は無くなります。監督と基礎屋さんの連絡が重要ですね。

さて、ではなぜ今回あえて二度打ちにしたのか?と言うことですが、それには色々な事情があって言い尽くせません。しかし、大きな理由だけ2つほど書きますと、

1)この色々な事情によって一般のお客様も二度打ちになっているという現実がある。

2)リフォーム屋として、将来のこの二度打ち基礎の経過を実感して見ておきたい。

というとろこです。特に2)なんかはもはや職業病ですね。

Dscf2086 ただ単に二度打ちするだけでは心もとないので、止水板を接合面に入れています。これはテープ状になったゲル態様物質でコンクリートの隙間に入り込んで、繋ぎ目に発生する微細クラックなどを塞ぎ、水の基礎内部への浸入を防止するものです。

非常にベタベタしていて、日光に当たっているとドロドロに溶け出すくらい粘性があります。印象としてはかなりの止水効果がある様に思いますが、完成後毎年チェックしていきたいと思います。二度打ちのシロアリ問題については課題が残りますが、この点は別の手を考えています。それは…また後日の秘密です…。楽しみにしておいてください。

Dscf2101 設置はこの写真のように鉄筋の外側へ接着していきます。キチンと接着面のレイタンス(コンクリートかす)を除去して清掃した状態で設置する事が品質確保につながります。

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2008年6月 7日 (土)

家づくりレポート NO14 基礎工事その2

Dscf2013 基礎の仕様はベタ基礎D13のダブル配筋です。

  これだけゴツイ仕様だとかなり壮観ですね。逆にちょっと過剰かな?と心配するくらいです。戸建住宅、特に今回の我が家は、こじんまりとした総2階ですので、これだけの基礎は必要ないともいえます。

まあ、ウチの設計が色々と心配していただいたようで「社長、このくらいやっときましょう。」という事になりました。宅地盤面もSSのデータでは十分に強固であると言う結果がでていましたので、ゴツクなって重量がかさんでも沈下のおそれもないと考え採用しました。

Dscf2017しかし、基礎は鉄筋だけが性能を確保するわけではありません。正しい鉄筋の配置、コンクリートのかぶり厚、打ち継ぎの品質が問題です。さらに、現場に納品されるコンクリート強度なども。

こうした施工品質を確保するには、現場の職人さんはもとより、監督の知識と指導力が命です。基本的に職人さん達は「良い物を作りたい。」と言う欲求があります。中にはやっつけでやっているような者がいるかもしれませんが、そちらの方がまれです。そういう人でもそれは腕の問題で、気持ちはやはり「良い物を作りたい。」という部分があります。

そんな時には、監督がガツンを言える度量が必要ですね。そこで腐るような職人さんだったら、もういりません。帰っていただけば良いと思います。気持ちがあれば経験で腕を上げることは可能です。だから監督は指導するんですね。

Dscf2257 それにしても現場の施工が簡単になって行くに越した事はありません。今は色々便利な部材があります。左の部材は鉄筋のコンクリートかぶり厚を確保するためのスペーサーです。(右のプレートは鉄筋の仕様)必要な幅に応じて縦に使ったり横に使ったりします。

便利になりましたね。

一般的にかぶり厚は40mmで考えますが、それ以上あるに越したことはありません。マンエイでは立ち上がりも縦横共D13で内法で外壁を納めていきますので外へ75mmです。つまり立ち上がりの基礎幅は150mmになります。基礎仕様を自慢する業者さんはたくさんありますが、この仕様ならそんな全国レベルで見てもトップクラスです。

ところで…実はもう上棟終っています…。はやく解説を進めねば。

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2008年5月20日 (火)

家づくりレポート NO13 シロアリ対策その1

Dscf1925 先日書いた「アリダンシート」について問い合わせがありました。

  ので、もう少し詳しく書きます。このシートはベタ基礎の場合、ステコンを打つ前に全面に敷き詰めます。布基礎の場合は防湿コンを打ってその上に敷きます。基礎を貫通する配管周りには、専用の防蟻コーキングを塗布していきます。前回も書きましたが、重ねシロを確保して専用テープで止めていきます。

これらの一連の作業は、フクビさんが責任施工でやってくれます。それによって最大15年のシロアリ保証がつきます。シックハウスや家族の健康問題から、土台と柱を薬漬けにしたくないと考える人が増えています。でもシロアリ対策はやっておきたいのも心情ですね。そんな時はこの方法が良いです。保証がついてきますので安心感もあります。

また、基礎パッキンなど組み合わせると、さらに最大20年まで保証が付きます。シロアリ対策を考えられている方はぜひ一考されると良いと思いますよ。

その他ベイト工法と言って、トラップを仕掛けて駆除を図るようなものも安全性が高いとして人気になりつつありますが、ある有名なシロアリ専門家の方とお話をさせていただく中で「コストに対する実効性に疑問あり」と判断し、私は採用もしませんし、お客様にお勧めもしていません。

ちなみにアリアダンシートの有効成分は、もちろん殺虫剤・農薬ですが、「シラフルオフェン」「イミダクロプリド」というものです。コンクリートや土中においても安定性が高く、常温・大気圧下ではほとんど揮発しない程、蒸気圧が低い化学物質です。ベタ基礎の場合は、特にステコン、ベースコンクリート下にありますので、さらに居住者への暴露安全性が高くなると思っています。そういう意味でバランスの良いシロアリ対策・保証と言うことで採用してみました。

皆様はいかがお考えになりますでしょうか?

この家は化学的な対策は安全性を考えてこれだけです。私はケミカルバリアーはこれで十分だと思います。

あとは、シロアリの生態に対応して、物理的な対策を施しています。

その解説もおいおいしていきたいと思います。

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2008年5月19日 (月)

家づくりレポート NO12 基礎工事その1

Dscf1931 基礎工事に入りました。

  基礎工事は住宅のまさに基礎ですから、最も重要な部分です。ここの施工如何ではいくら上物(住宅)を上等に仕上げても、全く意味がなくなってしまいます。遣り方、根切り、砕石、転圧、先行配管、捨てコン、配筋、型枠、ベースコン、立ち上がりコン、養生、天端ならしと工程が続きます。

品質を確保する一番のポイントは現場へ行くことです。特に工程全体を管理する現場監督が適切なタイミングで行ってチェックできるかが重要です。これを怠ると長年の付き合いがあるとは言っても「なあなあ」な部分がでてくるおそれがあります。施工を行う業者との良い緊張関係を持ってお互いのためにより良い仕事を目指したいですね。

Dscf1920 今回は基礎下全面にアリダンシートを施工しています。アリダンシートは防湿シートの役割も兼ねた防蟻シートです。これによってシロアリが基礎下から上がってこない様に抑止しています。先行配管部分は二重貼りで専用テープで止めていきます。もちろん重ねシロを十分取って専用テープで接着します。

Dscf1924 雨が降ってきて靴下が濡れてしまいました。それでも汚したくないとの事でずぶ濡れになりながら施工してくださいました。職人さん感謝・感謝です!!現場の職人さん達がこれくらい大切に思ってくれるとうれしいですよね。所詮、防湿シートなんて砕石と基礎の重みに挟まれてコンクリート打ちするまでに破れてしまうはずです。気持ちの問題ですね。

Dscf1932

ステコン打ちです。ずいぶん小さく見えます。まあ、実際にこじんまりした家ですのでこんなものかと思いますが。ここに墨だしして配筋していきます。このつづきは次回に。

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2008年5月 6日 (火)

200年住宅

Image01 200年住宅だそうです。

  今国会で可決された(…たぶん)政府の提唱する「200年住宅」。

自民党の「200年住宅ビジョン」をみると次のような事が。

1)ストック重視の政策。

2)耐久性・耐震性・可変性の確保。

3)次世代へ引き継ぐ住宅の質の確保。

4)容易で計画的な維持管理。

5)街並みとの調和。

最近の政策はお題目は立派ですが、中身が滅茶苦茶なものばかりです。これもここだけ見ていると同じ臭いが。誰もが誤解するであろう「そんなにもつはずが無い。」「俺の時代だけもてばよい。」という考え。

Image03 政策を立案する国土交通省は「200年住宅」とは、耐久性の象徴的な意味であると言っています。しかしながら、日経ホームビルダーのアンケート結果では、消費者は先のような感想ばかり目立ちます。

数世代に渡って住宅を受け継いでいけるかどうかは、質の高い住宅を提供する以前に、中古住宅の市場整備と国民の意識改革の部分が第一ですね。

政策というよりも、地主意識からの開放が進むマーケットと教育が重要です。資産は維持管理し、運用して収益・便益を得てこその物です。所有するだけの自己満足の時代は終っています。賃貸マンションなどは思い切った投資をおこなって徹底的に差別化された魅力ある物件を提供していかないと空室の悩みからは一向に開放されません。

よく「30年一括借り上げだから。」など安心しきっているオーナーさんもいますが、誰が損してリスクを負うというのでしょうか?儲かるからこそのビジネスモデルなんです。言われたとおりにリフォームしなければならず、10年くらい経つと補償家賃が下がります。ひどいところは5年で下がります。もちろんリフォームも求められます。

結局一番大きなリスクは最後までオーナーさんが負担するんですね。

こんな事も、資産特に不動産に対する教育がほとんどなされない事が大いに関係していると思います。

こうしたインフラ整備がないと、またまた資本力のあるハウスメーカーのバカ高い住宅を買わされる歴史がくるだけですね。地域で実際に家を建てている工務店はますます厳しくなっていきます。工務店も戦略的な動きが必要ですね。

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2008年4月22日 (火)

家づくりレポート NO11 確認許可

やっと建築確認がおりてきました。

1  ちょっと思っていたよりも時間が掛かりましたが、確認検査機関の対応は言われているほど悪くなく、それどころか割と親身になって指導してくださいました。

これが降りてくるといよいよ気合が入ってきますね。

来週以降で各業者さんとの打ち合わせです。それから基礎工事に入っていきます。

住宅性能保証の検査もありますので、段取りよく工程を組んでいかないと後々大変です。

そういえば、仮設の電気・水道費の請求が来ていましたね。こういう所も段取りをちゃんと見ておかないと、余分に掛かりますね。今回は、確認申請がいつ降りてくるか読めなかったのでほぼ1ヶ月近く空いてしまいました。これから少し加速していきます。

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2008年4月 1日 (火)

家づくりレポート NO10 擁壁その3

今度は(立ち上がり部分)です。

Dscf1847 その前に、先回で現場で採取した試験片を工場内で調査しました。

その時の様子です。立会いはウチの設計士です。しっかりと確認してきましたよ。

立ち上がり部も同様に試験片を採取して行いました。いずれも良好で好天にも恵まれ、よい結果が出ています。

一部にジャンカが出ましたので、しっかりとハイモルで補修してもらいました。

この時もクレームをつけたら「まあ、こんなもんですよ。」などと言われましたので、こういうのを最後までしっかりと施工しなければ後々大変な事になる可能性があると懇々と土建屋の現場責任者に言って聞かせ、補修するよう指示しました。

でも、一般の方はそんな事知りませんし、コワオモテの土建屋さんにはなかなか言いにくいですよね。私たちのように普段からこういう世界でやっているからこそと言う部分は大いにありますね。だからこそ当社のお客様には私達がしっかり検査して指示します。

立ち上がりができました。簡易な階段も付けてもらいました。

これで作業性が確保できます。

やっと、確認申請ですね。今日役所に行ってきます。

  Dscf1867

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2008年3月 8日 (土)

家づくりレポート NO9 擁壁その2

昨日はコンクリート打ち(ベース部分)でした。

Dscf1911コンクリート打ちで気になるのは配筋だけではありませんね。打ち込むコンクリートの質が問題になります。通常はコンクリート温度を測り、スランプ試験、空気量、塩化物試験などを現場で採取調査します。

試験片は全部で6本取りました。JISに倣い水中養生です。普通はこんなこと言う施主は あまりいません。(そりゃあそうだ…(^_^;) )しかも宅造の2m擁壁ですかDscf1918_3らね。でも、みなさん協力的に説明してくれながらやってくれました。正直、どこの建築屋も土工はほとんどお任せ状態になっています。私も同じです。今回は勉強になりました。

打ち込みの方は、写真のようにバイブレーターを突っ込んで振動を与えながら入れていきます。これを怠ると鉄筋の間で砂利とセメントの空間ができる事があり、適切な強度を確保できなくなります。しっかりと作業されているかチェックする必要がありますね。

Dscf1920それにしても、どう考えたって駐車場スペースを取るに決まってるんだから、わざわざ道路際いっぱいまで2mも土入れなくてもいいのにね。この辺りに土建屋さんと宅造業者の絡みがありそうです。

まあ、でもこれで良く分かりましたので、保留地で建築されるお客様には良いアドバイスができそうです。

Dscf1906 

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2008年2月29日 (金)

家づくりレポート NO8 擁壁

擁壁(ようへき)と聞いて一般の方はあまりピンときませんよね(^_^;)

坂のある土地でしたら大抵は敷地の関係で、どこかにこの擁壁ができてしまうものです。土地を購入してから思わぬ出費に泣かされる事の無いように理解しておくと良いですね。

名古屋市は宅地造成に掛かる擁壁の基準があります。

鉄筋の径、コンクリート厚、ベース厚、配筋のピッチなど細かく指定されています。

私のところも、道路と宅地のGLが1.8mほど高低差がありますので、車庫などを確保していくためには擁壁が必要になります。当たり前ですが、この基準をしっかりと守って適切な工事をする事が大切ですね。大地のしっかりとしていない所には何を建てても意味がありません。

とりあえず設計の見込みがほぼたちましたので、この擁壁の工事に取り掛かる事になりました。ようやく…ですね。

Dscf18831

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2007年12月25日 (火)

家づくりレポートNo7 結露

結構このブログを見ていただいている方が多いことに驚かされています。

一般の方はもとより、同業のプロの方の方からも「時々覗いています。」なんて声を掛けられます。でも…文字ばかりなので、一般の方は途中リタイアが多いのではないかと、懸念しています。(すみません。)BUT…それなりの情報提供はできていると思いますので、頑張って最後まで読んでいただくと、本屋さんで住宅本を立ち読みするくらいの知識は入るのではないでしょうか?

「いやあ~。」うかつな事は書けませんね。改めて身が引き締まる思いです。。

住宅の気密性能が上がるにつれて、結露問題がさらにクローズアップされてきていますね。特に、壁の中で結露する「壁体内結露」問題は、この秋に成立しました住宅瑕疵担保履行法の施行に伴って今後さらに大きな課題になってくるはずです。

リフォームをやっていると、戸建住宅では案外築15年程度の建物が壁体内結露を起こしている例が多いように思います。では、それより古い住宅が良いのか?と言うとそうでもなくて、それよりずっと古い住宅は更に断熱性・気密性が低いため、開口部(窓、玄関他)等で表面結露はすれども、壁体内結露には至らないと言えます。もちろん表面結露によってできた水滴が壁内へ進入して結果的に壁体内に留まるという事はあり得ます。そもそもヒートショックや省エネなどの他の問題もありますので、一概にどちらが良いとは言えませんが、問題が目に見えるという、最近流行の「見える化」で、ここでは表面結露に分があるとしておきましょう。

どちらにしても、結露は住宅にとって非常に大きな問題につながる恐ろしい課題です。

解決のためには、まず、単純な収まりや構造にするということですね。頭で考えて机上で計算したものなど、人間が現場で造るという事と自然環境の前では無残なものです。雨仕舞いに基本的な事を基本どおりやる。施工チェックする。これだけでもずいぶん変わってきます。そういう基本施工が現場でできるという前提で理想的なシステムがあり、チャレンジに値するのです。

それで困っているのがOMソーラーなどの空気を循環させるタイプの住宅ですよね。シックハウス問題という別の側面がでてしまいましたね。私も被害者に話を聞いたことがあります。今はかなり指導が行き届いて改善されているとは聞いていますが…。

これらは理想系なんです。でもそれが全ての現場で実現できるかどうかは別です。そこを見ていないからチャレンジではなくギャンブルなんです。チャレンジとは一定の性能などが保証されていて、そこからさらにどこまで伸ばせるかと言うことです。ギャンブルとは、良くなるか、悪くなるのか?どちらもあり得るという事です。家づくりでどちらをとりますか?

話が少し離れてしまいましたが、様はもっと自然環境に対して謙虚になって信頼性ある方法で確実に施工することですね。その上でチャレンジするならするで方針を立てて行い、メンテナンスできるようにしておくことでは無いでしょうか。

Dscf1659

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2007年11月23日 (金)

家づくりの参考に

家づくりの参考に、セミナーに行ってきました。

良ければウチでも採用できないかと。

今回は他業界さんからの新規参入で参入して数年になるFCです。こういう他業界からの参入というのは、新しい視点で入ってきますので、案外ヒットする事が少なくありません。今回も「さすがだなあ。」と思わせる提案が随所に見られ、感心しました。

でも。でも…。どうかなあ。自分だったら買わないな。

なんですよね。

特に気になったのが、デザイナーですね。得てしてこの手の新規事業では、企画の優位性の根拠として有名デザイナーを起用するという手法が用いられます。今回は企画元の会社さんが文房具屋さん(分かっちゃう?)なので、そこで用いられているのと同じパターンなのかな?と思いました。

これまで住宅業界では、たくさんの有名デザイナー(建築家)が設計した住宅が建てられてきました。

その多くが

「本当に住みやすい家か?」

という疑問があるものばかりです。なせでしょうか?そんな事はちょっと考えれば分かりますよね。非日常やほんのひと時、長くても数日を過ごすような、美術館、ホテル、飲食店なら彼らのデザイン性が輝きを放ちます。しかし、住宅は人がそこで日常を何十年と過ごすための棲家です。居住性はもとより、光熱費やメンテナンスコストなど生涯コストと資産形成のバランスを考えた家づくりが重要です。

もちろんそれは非常に難しい提案です。あくまで将来予測の範疇を超えません。それでもこれからの家づくりにおいては、そうした視点を入れていく必要があります。

彼らは、そうではないので、驚くようなデザインであったり、ただのコンクリートや鋼板の箱にしか見えない家だったりします。

もっとも、日本でも住宅市場が活性化して、ライフステージやライフスタイルに合わせて、より活発な住み替え需要が起こってくれば、そうした家もどんどん売れていくと思います。

となるとやはり、家づくりは最後には地域密着の地元工務店ということになっていくでしょうね。それが世界の常識でもあります。あの工業化住宅のアメリカでさえそうなのですから。

家づくりをしっかり勉強して、第三者保証を用意できる地元工務店から見れば、ハウスメーカーやFCは家づくりにとってコストアップ以外の何者でもありません。

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2007年11月 1日 (木)

家づくりレポートNo6 積算

先日、店長から「

「社長さん、ちょっとマスコミに出すぎじゃない?契約かんがえちゃうわ。」

と言われてしまいました。」と言われてしまいました。(苦笑)(~_~;)

確かに、テレビ・ラジヲをはじめ、雑誌や出版などいろいろ露出する事があります。最近は特に、企業人がテレビに出ていると、そのうち謝っている事が多いので、余計な心配をされてしまうのでしょうね。

でも、ほとんどがシックハウスのボランティア関係のものです。本当はもっと儲かる事で取り上げていただけると良いのですが、そちら方面はあまり上手ではありまので、皆様が心配されるような事はないです。

その分社員さんにはいつも苦労ばかりで早く楽にしてあげたいのですが…まあ、建築業はそもそも全国展開で儲けるような商売ではないと思っていますので、お客様と幸せな家造りができればそれで良いかと納得してもらっています。

さて、わが家造りですね。ようやく積算に入りました。と言っても最終的な図面がまだなので検討段階のものです。オーダ品が結構ありますのでメーカーさんと打ち合わせしながらやっています。(こりゃ遅いわけだ。)

一般的には、予算ありきで仕様と間取りなどを考えていきます。その時に問題になるのが、設備機器や仕上がりなんですよね。大抵はどこの家庭も奥さんとご主人さんでもめますね。それは価値観が違うからなのですね。

私は絶対女性の意見を優先的に採用した方が、後々に「良い判断だったな。」と思う家造りができると思っています。

女性はムダな事にはお金を掛けません。日常の生活を重視して利便性を優先させます。だからコストパフォーマンスの高い家造りができるのです。でも、だからと言って、デザイン性にこだわりがないわけではありません。「自分らしい。こだわりを持った、日常生活のしやすい家造り」が得意なのです。

男はいけませんね。

私のついこの間まで「2mの特注水槽でアクアリウムを玄関に。」などと言っておりました。

奥様いわく「え?(何いっちゃってるの?)別に良いけど…私は掃除しないよ。どうせ、1ヶ月もしたら水が腐って変な臭いがしてくるんでしょ。何?ちゃんと掃除する?あ、そう。がんばってね。」

それで「ぎゃふん」です。

なので、一番良いのは、役割を分担することですね。

我が家では水周りとウオークインクローゼットは奥様で。

エクステリアも含めてそれ以外は私で。

このルールでお互いに決めたことは尊重する。それで最終的に予算や全体イメージなどで調整を図ると言うスタイルにしています。

これだとお互いに夢を語り合えるので家造りが楽しいですよ。もちろん予算を意識してですね。

国交省からついに改善の通達がでましたね。

これで確認検査業務が円滑に進むことが期待されます。皆様の家造りもサクサクと進んでいくと良いですね。

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2007年10月19日 (金)

セミナー

先日久しぶりにセミナーの講師に呼んでいただきました。

テーマはシックハウスでしたので、ちょっと旬をはずれた感もあり、まあ集客は余り期待しないで出かけていきました。

会場に着くと、まだ先の方のセミナーがやっていました。入りは30人程度で半分くらいでしょうか。「まあ、こんなもんだよね。」などと思いながら自分の番を待っていました。

14:00から始まりましたが、みるみる席が埋まっていくではありませんか。ついには満席になり、立見までいました。一時は人が人を呼んで100名以上はいたんじゃないでしょうか。

こちらが驚いてしまいました。

まだまだ、皆さんシックハウスが心配な方が少なくないんですね。再認識です。

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2007年10月 8日 (月)

家づくりレポートNo5 地盤調査

神秘的な地鎮祭からはや1ヶ月…。うーん。なかなか着工できません。

建築基準法の改正の余波と言いたい所ですが、仕事が忙しいのと担当設計士の都合などで延び延びになっているというのが実情です。自社建築はどうしてもお客様優先になってしまうので、こうなってしまいますね。

同業界の社長に聞くと、案外「ハウスメーカーで建築した。」と言う方が少なくありません。

こういう場合。自社物件に自信が無いというよりも「面倒だから。」という方が正解かもしれません。それってどうなの?と思いますが、どうしてもお客様を優先してしまうので、途中で職人が抜けたりして結局1年以上かかってしまう事が考えられます。家族は(特に奥さん)はそんな事情関係ありませんからね。

「あなた!!家いつできるの!!いい加減にして。」って。

そういう部分もふくめて「メンドウ」なんでしょうね。

ウチの奥様は辛抱強い?ようで。「諦めてます。」って言ってました。(T_T)

私は負けずにコツコツやっていきます。

さて。

先日やっと地盤調査を入れました。結果は良好で通常の布基礎でも問題ないものでした。しかし、今回はベタ基礎でいきたいと思っています。当社の住宅はベタ基礎を基本にしていきますので今回もそれにならって行います。

この地盤調査はJHSの「地盤保証」「瑕疵保証」の調査を兼ねたものです。

これによって我が家は10年間(再調査-契約で最高60年まで)地盤の影響による全ての事象と建物の保証を受けることができます。

こうした第三者機関による保証制度はお客様にとって大変な利便性と実効性を担保します。昨今の大手有名企業の不正問題が社会問題化している現状では、例えテレビCMやチラシで見かける企業であっても、100%は信頼できないという事態になっています。

しかしながら、そこに第三者機関の厳しい目を入れることで客観的かつ実効性の高いサービスが間違いなくご提供できます。特に保証という問題は多額のコストが掛かってきます。ですので自社保証だけでは「出し渋り」などの問題があります。ここはお金をケチらずに、ぜひ、第三者保証を入れている工務店に頼むことが大変重要ですね。

もちろんマンエイは第三者機関の「地盤保証」「瑕疵保証」の完全保証です。

Photo 安心の保証

国土交通省告示1347号によりますと、地耐力が20kN/m2未満(約2t/m2)の場合基礎杭を用いた構造にしなけれあなりません。また、20~30kN/m2の場合はベタ基礎以上の構造に。30kN/m2以上の場合では布基礎以上の構造でなければならず、適正な調査と設計・施工が求められています。

我が家では砂質土で30kN/m2以上ですので布基礎でもOKですが、先ほども書きましたようにベタ基礎を選択しています。

ゆっくりですが、あせらずこれからのお客様のために色々と確かめながら造って行きます。

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Photo_2 地盤調査レポートです。Photo_3

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2007年8月 7日 (火)

家づくりレポートNo4 地鎮祭

前回の住宅ローンのお話を書いてから、何人かの友人や知人の方から反響をいただきました。やはり気なるのは「いくらかかるのか?」という部分ですよね。

一般の方(特に堅実な人が多いこの地域の方)は、頭金をとにかく貯めて…と言う事で、せっせと貯蓄をされます。そこには「借金は少ないほうが良い。」という昔ながらの考えがあるからですね。こうした方は金融機関にとって大変優良な顧客です。矛盾していますが、そういう方にこそより多く融資したいのが本音でしょうね。

さて、この頭金ですが、一般の住宅ローン指南本などには全体の20%程度は用意したいと書かれていることが多いですね。もちろんそれ以上に多いほど、毎月の返済負担や総支払額・返済期間も軽く短く出来る事は誰にでも理解できるところです。

前回、金利が上昇するといくら返済総額が増えるかという話をしましたね。

そうなんです。ここで考えていただきたいのは、まとまった頭金を貯めている間に金利が1%も上昇したら、数百万円増えてしまいます。現在の住宅ローン金利は、史上最低金利からの上昇局面を迎えています。つまり1年で1%程度の急激な上昇も十分に考えられます。実際に昨年から1%以上上昇しています。

という事は、一生懸命貯めた頭金は金融機関に吸い取られていくだけで、あなたの資産には何の付加価値ももたらす事がなくなってしまった、と言う事になります。税金で救済してもらった上に、実質儲けても税金も払わず、庶民からは手数料を搾取する。さらに行員は相変わらずの高給取り。あなたの大切なお金がそのために吸い取られても良いですか?

近々に住宅ローンのセミナーをやります。またご案内しますので興味がある方はご一報ください。

マンエイは提携ローンがありません。これは逆にみなさまに公正中立な住宅ローンのお話と選択をしていただくためにとても重要な事です。よく、「当社は提携ローンで優遇金利がありますので。」等と提携ローンを契約するように勧めて来るハウスメーカー・工務店もありますが、提携ローンはキックバックがあります。契約すれば儲かるようになっています。それでは本当にお客様にとって有利な住宅ローンであるかはかなり怪しいと言わざるを得ません。

もちろん金融機関の住宅ローン相談窓口や相談会なんて行ってはいけません。当たり前ですが、自行の住宅ローン以外絶対に進めることはありません。

銀行は、住宅ローン融資を断る事があっても、他行のより金利の安い住宅ローンを進めることなどあり得ません。

気をつけましょう。

さてさて。

家づくりの進み具合ですが、先日地鎮祭をさせていただきました。

神主様の通るような声が響き渡り、厳かな気持ちで工事の無事と幸せな生活を祈りました。

不思議な事が起こりました。

当日は、台風の接近にともない雨が心配されていました。案の定始まる頃にポツポツ振り出してきていました。

神主さんの発生とともに急に大粒の雨がザッと降り出しました。でも空は晴れています。2,3分降ったでしょうか。

「おおーーーーーーー。」

まるで地の神様が叫んでいるような、天に響く、低く長い祈りが聞こえたかと思うと急に風が吹いて来たんです。

バタバタバタバタ

テントが風で騒いでいます。

終始こんな調子でなんだかとても神秘的なものを感じてしまいました。

Jitinsai1 Jitinsai2

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現況です。

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2007年7月27日 (金)

家づくりレポートNo3 資金計画

前回ライフプランを作成しました。その理由は資金計画です。

闇雲に衝動買いで商談を進めていけるほど家は安くありません。(中にはそういう人もいるかもしれませんが)

通常は住宅ローンのお世話になります。そこでは、年収、与信、土地代金、建物金額、ローン借入限度額、諸費用などさまざまなハードルがあります。これらをクリアして希望の金額を調達する算段をしなければいけません。

いわゆる上場企業又は公務員でお勤めで、勤続3年以上経過69歳以下であって他にローンなどがなければ、まず間違いなく審査が通ります。もちろん年収などで借入限度額が変わりますので、100%融資できるかどうかは改めての判断になります。

最近は金利が上昇してきました。2%台から3%へついには4%になっています(35年固定の場合)2%違うと3000万円で35年で比較しますと

約1400万円も利息が増えます。

この数ヶ月間で機構の金利(フラット35)が各銀行で上昇しています。

私は、かなりあせって、申込みしました。しかし、ここで盲点が…。

フラット35は35年間金利が固定されますので元利金等払いの場合、毎月の支払い額が一定になります。審査が他の住宅ローンに比べて厳しい分、間口を広げて対象者を広く設定していますので利用が増えている人気商品です。しかし、融資の金利は申し込み時ではなく、実行時の金利が適用されるのです。

ですので、工事の着工が遅れると金利上昇局面ではそれだけ返済金額が増える事になります。

私は自分の会社で工事をしますので、一般のお客様が優先です。どんどん遅れています。トホホですが、仕方ありません。なかなか見積もりも貰えないのですが、他に仕事でお願いしているので、優先です。もちろん我が家も彼らにしてみれば同じ仕事なのですが…。

ちょっと長くなりそうです。(泣)改正された建築基準法の関係でさらに遅れそうな気配も。

ああ、今年中にできるか? Blog

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現況です。

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2007年6月27日 (水)

家づくりレポートNo2 ライフプラン

家づくりの始めは「ライフプラン」からですね。

簡単に言ってしまえば、収入と支出のバランスを検討して、無理のない住宅取得を計画しようと言うものです。多くの人はこうした事をあまりしないで資金計画を立てているようですね。

その結果、無理な返済計画となって、無貯蓄や赤字家計に陥ってしまうリスクを負う事になります。こうした事は不動産さんや工務店さんで計画サポートしてあげる事で解決できますが、なかなかそこまで手が回らない所が多いようです。

そうしたところへの配慮は、ハウスメーカーさんはとても上手いですね。グラフやチャートで分かりやすく見せてくれます。結局、そのままハウスメーカーさんにお願いをされる方が少なくありません。しかし、それを全国で同じように行って、しかも各地に1億円近い豪華なモデルハウスを建築・維持するための高額なコストを払わされる事になります。

もう、そんな時代は終わりました。これからは諸外国の様に地域のビルダーが活躍する時代になります。「ライフプラン」と言っても、先にも書きましたように、要は収入と支出の動きを見て適切な住宅取得のための収支バランスを図るだけです。パソコンを駆使していけば簡単な入力で後は自動計算してくれます。

そんな訳で、『自分で作る?』 のも良いのですが、もっと楽で良い方法があります

それは、保険屋さんに保険の見直しをしてもらう事です。

ただし、そのままですと新たな保険に加入する羽目になります。そこで次のような条件で「ライフプラン」を作成してもらいます。

①今年住宅を取得する。

②既存の保険と同等もしくはそれ以上の内容で見直し。

③ただし、支払い保険料総額は変えない、もしくは下げる。

そうすると、住宅取得のプランが見えるだけでなく、本当に必要な保険の見直しもできます。もし、余力があれば、低金利の時代ですから、預貯金よりも有利に働く保険商品を買うという選択肢も出てきます。保険屋さんにとってもこれはうまみのある話ですから、快く引き受けてくれるはずです。

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2007年6月 7日 (木)

家づくりレポートNo1

今日から、ブログで自宅建築の様子をレポートしていきたいと思います。

マンエイでは、今年から新築事業を本格的に取り組む事となりました。といいますのも、リフォームをしておりますと、

いい加減に建てられた
家が少なく無い事に改めて気づかされます。
それはとても残念な事ですが、現実です。
ならば初めから私達がちゃんとした家づくりをして、お客様に提供していけばよい、そう考えました。
では…ちゃんとした家」とは何でしょうか?
その答えは、その住宅を提供する会社の社長の自宅にあります。お客様に自信を持ってお勧めするなら
自分の会社で家を建てていなければおかしいはずですよね。
私は実践したいと思います。これから他の工務店さんやハウスメーカーさんで建築をご予定の方々にも参考に見てもらえばと思います。
ご意見ご感想など、どしどしお待ちしております。
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2007年4月25日 (水)

シックハウスでもう泣かない!

タイトルに掲載しました

「シックハウスでもう泣かない!~事例で学ぶ対策と解決への手引き」

と言う書籍を出版しました!!

これはNPOなどを通じて行ってきました、約6年間に渡る相談事例から見た対策と提言を分かりやすくまとめたものです。

シックハウスや化学物質過敏症の書籍やインターネット上の情報は数え切れないほどあります。しかし、その多くはどこかの焼き回しのような情報がほとんどです。その結果、プロの建築家ですら、間違った情報に惑わされて、結果的に被害を拡大させているのが現状です。

また、この手の書籍はちょうちんと言って、特定の企業や製品などを暗に推奨する宣伝用の物も少なくありません。そういう意味でも本書は客観的な視点から冷静に現場を見つめており、バイアスの掛からない内容になっています。

本書で、ぜひ正確な現場の実態を知っていただき、冷静な対応ができる様になっていただきたいと思います。

書籍の内容

第1章       : シックハウス症候群・化学物質過敏症とは

第2章       : シックハウス対策法 その前後で何が起こったか?

第3章       : 家族が被害にあったとき、-事例で学ぶシックハウスの被害と対策1

第4章       : マンション管理者・ハウスメーカー営業マンも被害に

-事例で学ぶシックハウスの被害と対策2

第5章       : 安心して暮らせる家にするためにー対策のまとめ

第6章       : これからの室内仕上げに向けて

コラム  「自殺幇助」それが夫婦の一番現実的な苦しみからの解放だった。

↑↑↑↑↑ 本の画像をクリックすると楽天ブックスで購入できます!

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2007年3月20日 (火)

化学物質過敏症 シンポジウム

先日、化学物質過敏症のシンポジウムを開催いたしました。

主催は日本住環境医学研究会といいまして、医師や研究者・建築関係者からなる学術団体です。

Photo_3 

毎年、東京で学術集会を開催しておりましたが、今年度は名古屋での開催となりました。

私は今年度からこの団体の副会長を仰せつかりまして、色々と準備に追われました。

お蔭様で盛況でした。およそ100名からの一般参加者の来場をいただきました。

「シロアリ」を題材に取り上げた講演では、まさに建築のプロも知らない事・誤解している事が報告されて、これまでの家づくりに一石を投じる事となりました。また、午後の講演は「化学物質過敏症と精神疾患」と題しまして、これまでタブーとされてきた領域に鋭くメスを入れました。

こちらの講演も大反響で、誤解を恐れずに事実をお伝えできた事で、参加者の皆様から「大変満足した。」とのお言葉を多数いただく事ができました。さらに、会員による研究報告もますます内容が充実してきました。来年度は、現顧問である笹川氏が上海でのシックハウスについてさらに発展的な取り組みが期待されています。

ひところ、「シックハウス問題は収束した。」との見解が建築業者の間に流れていましたが、この学術集会を見る限りは、まだまだ、と言うよりも、さらに対応が難しくなってきていると感じました。安易に考えていると大きなしっぺ返しが来そうです。

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2007年3月 9日 (金)

カレー屋さん オープン

当社でデザインと施工監理を行ったカレー屋さんが今日オープンします。

長野県飯田市の「大原屋」さんです。

地域には無い「独自」のカレーです。私も試食させていただきました。

すごく美味しくてまた食べたくなる味です。早速、地元新聞の取材をうけて掲載されましたのでこちらでも紹介します。また、デザイン的なところは後ほど紹介します。まずは、お客様のお店の繁盛を願って、オープンのお知らせでした。

Photo

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2006年7月10日 (月)

中学生からのシックハウスの質問 その6

<質問>シックハウス症候群になるかならないかは、体質に関係があるのですか?

<答え>どのような体質の人がなりやすいかなど具体的に検証はされていません。ただ、相談現場で話を聞く限りでは、何らかのアレルギーを持っている人が多いように感じています。そういう広い意味で体質を捕らえれば、関係あるかもしれませんね。

こうした事を説明する分かりやすい簡単なモデルとしてコップに注ぐ水の例があります。

これは、人の化学物質を受け入れる事のできる許容量をコップに例えるものです。Aさんは1リットル入るコップですが、Bさんは半分の500ミリリットルしかはいらないコップを持っています。 そこに化学物質という名の水を注いでいくと、BさんはAさんより早く水がコップから溢れます。この溢れた時が、発症した時と考えられます。この違いを個人差と言います。

これは個人差と言う事を理解するモデルとしては間違っていませんが、それはひとつの側面でしかありません。今はそこだけ理解しておいてください。これから勉強が進んでいった時に、より複雑な要因でシックハウス症候群や化学物質過敏症が起こっている事が理解できるようになります。

この疾患はそんな簡単なモノで説明出来るほど、まだ理解されていないのが現実なのですね。

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中学生からのシックハウスの質問 その5

<質問> シックハウス症候群になるかならないかは、体質に関係があるのですか? <答え> どのような体質の人がなりやすいかなど具体的に検証はされていません。ただ、相談現場で話を聞く限りでは、何らかのアレルギーを持っている人が多いように感じています。そういう広い意味で体質を捕らえれば、関係あるかもしれませんね。 こうした事を説明する分かりやすい簡単なモデルとしてコップに注ぐ水の例があります。これは、人の化学物質を受け入れる事のできる許容量をコップに例えるものです。Aさんは1リットル入るコップですが、Bさんは半分の500ミリリットルしかはいらないコップを持っています。 そこに化学物質という名の水を注いでいくと、BさんはAさんより早く水がコップから溢れます。この溢れた時が、発症した時と考えられます。この違いを個人差と言います。 これは個人差と言う事を理解するモデルとしては間違っていませんが、それはひとつの側面でしかありません。今はそこだけ理解しておいてください。これから勉強が進んでいった時に、より複雑な要因でシックハウス症候群や化学物質過敏症が起こっている事が理解できるようになります。 この疾患はそんな簡単なモノで説明出来るほど、まだ理解されていないのが現実なのですね。

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2006年7月 4日 (火)

中学生からのシックハウスの質問 その4

1_3 <質問>
シックハウス症候群になってもずっとそのままほったらかしにしておいたら、最悪どうなってしまうのですか?

<答え>
シックハウス症候群は、ほったらかしにできるほど症状の楽な場合から、卒倒して救急車で運ばれるほど重篤な場合まで幅があります。

多くの場合は症状が軽いと「シックハ症候群」と気が付きません。ストレスや風邪、疲れや夏バテといった事で済ませてしまいます。これはおかしいと考えた時には、かなり進んだ状態になっている事が少なくありません。

そして人によってはさらに「化学物質過敏症」と言われる疾患を患う方もいます。これは身の回りのあらゆる化学物質に反応してしまい、呼吸困難や意識不明などにまでなる人もいます。

ここまでになってしまうと、通常の状態で日常生活を送る事が困難になります。特別清浄な空気の部屋でごく限られた人と限られた時間だけ話ができる程度です。食事は農薬が一切ないもので、添加物もほとんどないものしか受け付けなくなります。

少しでもおかしいと思ったら早めに対策をする事が大切です。

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2006年7月 1日 (土)

中学生からのシックハウスの質問 その3

<質問>
シックハウス症候群は(例えば風邪のように)うつるのですか?そして遺伝するのですか?

<答え>
人にうつりません。遺伝については分かっていません。

伝染病ではありませんので安心してください。シックハウス症候群は、あくまで「室内空気汚染」を原因とした疾患です。それ以外の原因に基づく、疾患は「シックハウス症候群」に当たりません。それはお医者さんの診察によってなされます。

皆さんがもし、シックハウスで悩んでいるお友達がいたら、同情や哀れみで接するのではなく、自分ができる事をお手伝いしてあげてください。

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2006年6月21日 (水)

中学生からのシックハウスの質問 その2

1_2 <質問>
過去にシックハウス症候群になってしまった人がいた家はどうなっているのですか?

<答え>
室内に揮発したガスは壁や床・天井の内装材などを中心として、あらゆる所から出てきます。それぞれどのようなガス(化学物質)が出てくるかは、メーカーからの資料などで分かります。

しかし、ホルムアルデヒドは使う材料によっては、室内で合成されてしまう事があります。メーカーの言い分を鵜呑みにしないで、何が出てきているかはキチンと室内の空気質を測定する事が大切ですね。

また、それらがどれくらいの期間で抜けるかは良く分かっていません。それぞれの建材の特性や場所、
温湿度環境などで個々の化学物質の放散速度は変わってきます。さらに住宅は定期的なメンテナンスもしていかなければ痛んできます。シロアリ消毒などは5年毎に行うのが通常です。

ですので築30年経過しているからといっても、安全である事とは無関係です。逆に新築だから危険だと言う事もありません。

「どうなっているか?」は、それそれの室内空気の測定で確認してはじめて判断できる事です。

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2006年6月20日 (火)

中学生からの質問

1 総合学習の時間に「シックハウス症候群」の勉強に取り組んだ中学生からの相談をいただきました。

<質問>
一度シックハウス症候群になったら治ることはできないのですか?

<答え>
治ります。適切な原因追求と対策そしてお医者さんの診察と治療があれば必ず快方に向かいます。ただ、それぞれの住宅の事情や個人差がありますので、こうすれば必ず良くなるといった、確定的な対策や治療法はありません。

それでも、「シックハウス症候群」の原因は室内の空気にある化学物質ですから、それらが速やかに換気されて、清浄な空気を吸入していけば症状はでなくなります。花粉症の人が花粉を吸い込んだり接したりしなければ、症状が出ないことと同じです。

ですので、換気をして綺麗な外気を導入すると言うことは手軽で経費もかからない優れた対策のひとつです。

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2006年6月 1日 (木)

お客様レター

うれしいことが

         

ありまして…。

ウチでは工事が終わると、担当者からお客様に、私(社長)直通のアンケートをお渡しさせていただいております。いつもその中身を見るのを楽しみにしています。

ちょっとドキドキの瞬間。


100点でした!(内容はまた近々にお客様レターのコーナーへ掲載いたしますので、ここでは割愛します。)

お客様レターを読む →  お客様の声 


「この仕事やっていて良かった!」

と実感できる瞬間です。リフォーマーとしては最高の時です。現場に関わる全員の意識がぴったりと噛合って、それそれが最高のパフォーマンスを発揮した時にこの瞬間は訪れます。

「何を大げさな…」

 

とお思いの方もいらっしゃると思います。でも、リフォームはクレーム産業と言われ、どれひとつとっても同じものは有りません。家が真っ直ぐに建っているって、誰が教えてくれましたか?このお客様も実際にお伺いをすると、家が傾いていました。


「不当沈下」です。


窓やドアが上と下で隙間があいてしまっていました。実はこんなことは少なくありません。というか何かしらの問題が現場には必ず有ると思っていかないと、見過ごしてとんでもないことになりかねません。20数年も経てば、そりゃあ、腐ったり食われたり、色々ありますよ。ですから家に合わせて作ると全部曲がったり傾斜したままにリフォームが進んでいってしまいます。


超絶技法?で直す大工

 
直す。


簡単に言いますが、実に難しい仕事です。予算は限られています。追加工事でご納得はいただいても、数十万円も掛かったのでは困ります。できるだけ他の部分に影響を与えないでそこだけ丁寧に切り取って直す。なかなかできません。


でもやってしまいました。我々はあの大工さんならいつもの事なのですが、お客様はいたく感動されたようです。


喜んでいただけて私もとても嬉しいです。これからも超絶技法を駆使して喜んでいただきたいと思います。

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